[インタビュー] ワディム・レーピン氏 ミニ・インタビュー

ロシア・イン・ジャパン実行委員会の芸術ディレクターでもあるレーピン氏。今回、ロシア・イン・ジャパンはあまり知られていないレーピン氏の素顔にせまってみました。
インタビュアーは都内でPR企業に勤務する森下香苗さん。ロシアには未だ訪れたことがない彼女ですが、その好奇心旺盛さで記念すべき第一回インタビューを引き受けてくださいました。

(C) Gela Megrelidze

(インタビューは6月30日「公開レッスン」の直後に行われました)
ロシア・イン・ジャパン実行委員会(以下、(RIJ))
ワディム・レーピン(以下、(V・R))

「染みついた演奏はなかなか直せない」

(RIJ)

先ほどの「マスタークラス 公開レッスン」を拝聴しました。 マスタークラスの公開レッスンは日本で初めてとのことでしたが、いかがでしたか?

(V・R)

東京では初めてです。
今日参加してくれたのは非常に才能のある子どもたちばかりでした。才能があるだけでなく、技術のレベルも確たるものを持った子たちばかりでした。
私自身、聴いていてすごく面白かった。こんなにレベルの高い粒揃いのマスタークラスも珍しいです。

(RIJ)

ロシアで公開レッスンを行う時と、何か違いを感じましたか?

(V・R)

雰囲気的には、やはりロシアは教えやすいですね。やはりお互い土壌が同じなので。ロシアでやる方がやりやすいといえばやりやすいですね。でも今日の公開レッスンに参加してくれた彼らは、本質を飲み込むのがとても早かったですね。曲のことはとてもよく分かっても、演奏が染み付いてしまいなかなか直せないことがよくあるのですが、今日は本質をすぐ飲み込むことができる子たちばかりでした。
ベリーグッドな子たちでした。

(RIJ)

確かにレッスンを聴いていて、クラシックを聴き慣れていない私でも、目の前でどんどん演奏が磨かれていく様子が分かり、とても興味深かったです。

「ヴァイオリンとの偶然の出会い」

(RIJ)

レーピンさんご自身はどんな性格だとご家族やご友人から言われますか?

(V・R)

それは家内に聞いてみてください(笑)。

(RIJ)

今日のマスタークラスでは、「プリンセスになるような気持ちで」といったたとえなどを使っておられましたので、ロマンチストなのかなと勝手に思っていたのですが、、、

(V・R)

私が家内を見るときに「バラ色の色眼鏡」で見ています。(笑)

(RIJ)

素敵な表現ですね。いつ頃から音楽に興味を持たれたんですか?

(V・R)

3歳頃かな、よく覚えてないけどヴァイオリンを始めたのはとても偶然の出来事でした。
3、4歳のころ、わたしはおもちゃの楽器を弾けるようになりました。そこで母が音楽学校に私を連れて行ったのですが、ヴァイオリンのクラスが1席だけ空いていた。だから‘ノーチョイス’でヴァイオリンになったというわけです。でも残念だとは思っていません。

(RIJ)

ご縁があったということですね!ヴァイオリンと。当時は、音楽以外ではどんなことがお好きだったんでしょうか?好きな食べ物とか好きな遊びとか、、。

(V・R)

ホッケー、アイスホッケーですね。それに自転車、サッカー、、、外で遊びまわるのが大好きでした。普通の子どものように。

(RIJ)

ロシアでは、小さい子どもたち、特に男の子はみなアイスホッケーをやるのでしょうか?

(V・R)

ロシアでは子供たちは、夏はサッカー、冬はアイスホッケーで遊びます。

「おすすめはシベリアペリメニ」

(RIJ)

今もサッカーやアイスホッケーはお好きですか?

(V・R)

もちろんスポーツも好きですけど、音楽が一番好きです。

(RIJ)

それはそうですよね!(笑)

(RIJ)

私はまだ一度もロシアに行ったことがないのですが、ロシアに行った友人たちは「とってもいいところだった!」と言うので、いまとてもロシアに興味があります。もし私がロシア旅行に行くとしたら、レーピンさんおすすめの食べ物、「朝食や夕食、あるいはおやつに、これは絶対食べておいたほうがいいよ!」というものはございますか?

(V・R)

そうですね、ペリメニ(水餃子)とボルシチですかね。
ノヴォシビルスク(レーピンさんの故郷)では「シベリアペリメニ」がすごく美味しいのです。

(RIJ)

私は、海外に旅行するとき、必ずその土地のお店でお菓子を買うことにしているのですが、レーピンさん一押しのお菓子なんてありますか?

(V・R)

今、私はできるだけスイーツは気にしないようにしているので、残念ですが、そういう意味ではあまりいいアドバイスはできないです、、、。

(RIJ)

お酒はいかがですか?召し上がりますか?

(V・R)

好きです。日本の酒(日本酒)は大好きです。
日本のビールも大好きです。でも一番はワインですね。

(RIJ)

日本酒と出会われたのは、いつ頃ですか?

(V・R)

実は最初からすぐお酒に惹かれたわけではなかったのです。お酒を好きになるまではけっこう時間がかかりました。クラシック音楽のように、少し年を取らないと受け入れられる域に達しないということでしょうか。

「日本の人の文化的な接し方が好き」

(RIJ)

最後に、もうすでに日本に何十回も来られているとのことですが、他に日本で気に入ったものはありますか?

(V・R)

「教育」ですね!
たとえば、知らない間柄でのお互いの接し方、相手への尊敬をもって接する態度。日本の人は、文化的で非常に節度のある接し方をしています。相手がVIPの人でも普通の人でもみな同じです。
何かしようとするとき、何かを変化させたいとき、必ず「よりよく変化させたい」と思う日本の人たちの気持ちをすごく感じます。

(RIJ)

本日はお忙しいところどうもありがとうございました。

※インタビュアー:森下果苗

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